2005年 01月 27日
[cafe] Cafe ROOM ROOM* |
お酒をあまり飲まないワタシは、寄り道をするときに、特に夜ひとりで食事をしたいとき、行く店がほんとになかったのです。そう、つい10年くらい前までは。今や、デプレなどのカフェがポツポツと出来始めていた時期でもあるけど、なんとなく、しっくり来ない。行っているジブンが「がんばっている」感が出てしまって、カッコ悪い気がしてたのです。ある日、パリの検索でcava beinという娘さん2人のDJユニットを知り、そこからcafe ROOMROOMという、裏原の八百屋さん近くにあるアパートにできたカフェを知る。cava beinの2人が出してた小冊子「Ca Va」も欲しかったし、食事もできそうなので一度行くことに。
あまりにフツーのアパートの一室にあったカフェ。床が小学校のときの木のヤツみたいで、椅子も座るとオシリがくにゃっとする応接セットのヤツみたいで、すごい気負ってないつくり。また、来よう。明日も来よう、と思うくらい、一回で好きになってしまった。ひとめぼれ状態。実際、次の日に行くことはなく、後日、何回か足を運んだのですが、滞在時間がどんどん延びていくのがわかる。本を読んだり、ハガキを書いたり、気ままに過ごした。ある日など、眠くなって、うとうとしてたら、そのまま5~10分寝てしまったことすらあるくらい、ワタシを無防備に解放してしてくれたカフェ。カフェにそういう効力があるとは、恐れ入谷の鬼子母神、てなかんじ。後頭部の後ろにある栓を抜くと、シューシューと音がしてストレスが抜けていくような気が何度もした。
ROOMROOMは、アパートの取り壊しまでという条件で営業していたらしく、残念ながら今は閉店してしまったけど、ワタシの中で、あれ以上のカフェはない。カフェのトップ・オブ・トップ。ヅカでいうところの専科・轟悠さんのようなモノ(もちろん、他にトップさん格のカフェは数軒あるのです)。後日、おなじオーナーが我が地元にカフェを出したけど、やはり違うのである。ワタシはこの事実に、がっかりしたわけでなく、むしろ発見がありました。それは、カフェはヒトがつくり、食べもの以上に生ものなのだな~と。芝居や落語もそうだけど、日々変化し、そして前進していくものなのであります。
あまりにフツーのアパートの一室にあったカフェ。床が小学校のときの木のヤツみたいで、椅子も座るとオシリがくにゃっとする応接セットのヤツみたいで、すごい気負ってないつくり。また、来よう。明日も来よう、と思うくらい、一回で好きになってしまった。ひとめぼれ状態。実際、次の日に行くことはなく、後日、何回か足を運んだのですが、滞在時間がどんどん延びていくのがわかる。本を読んだり、ハガキを書いたり、気ままに過ごした。ある日など、眠くなって、うとうとしてたら、そのまま5~10分寝てしまったことすらあるくらい、ワタシを無防備に解放してしてくれたカフェ。カフェにそういう効力があるとは、恐れ入谷の鬼子母神、てなかんじ。後頭部の後ろにある栓を抜くと、シューシューと音がしてストレスが抜けていくような気が何度もした。
ROOMROOMは、アパートの取り壊しまでという条件で営業していたらしく、残念ながら今は閉店してしまったけど、ワタシの中で、あれ以上のカフェはない。カフェのトップ・オブ・トップ。ヅカでいうところの専科・轟悠さんのようなモノ(もちろん、他にトップさん格のカフェは数軒あるのです)。後日、おなじオーナーが我が地元にカフェを出したけど、やはり違うのである。ワタシはこの事実に、がっかりしたわけでなく、むしろ発見がありました。それは、カフェはヒトがつくり、食べもの以上に生ものなのだな~と。芝居や落語もそうだけど、日々変化し、そして前進していくものなのであります。
by oui_et_non
| 2005-01-27 02:35
| [cafe]